外貨の値段が上がったり下がったりする事の他に、どんな利益があるのでしょうか?
11.金利差(スワップポイント)
各国の中央銀行が、お金を貸す場合に適用される基準金利の事を、政策金利と言います。
スワップポイントは政策金利を元に決められます。
例えば、オーストラリアの政策金利は2.5%ですが、日本は0.1%です(2016年7月4日現在)。
豪ドル/円を買って決済しないでしばらく持っておくと、この金利差を日割り計算で毎日受け取れるしくみです。
これを「スワップポイント」と言います。
金利の低い通貨(円)を売って、金利の高い通貨(豪ドル)を買った時はスワップポイントがもらえますが、
豪ドルを買って円を売った時には、逆にスワップポイントを支払わないといけないので、気をつけましょう。
高金利通貨
高金利と言うことは、それだけ通貨がインフレをしている事を意味します。
物価が上がる事がインフレですが、それだけ世の中のお金の供給量が増えている=通貨の価値が下がっているということです。
経済が発展しているので他国から自国の通貨を買ってもらい(スワップ金利がつくので)その資金でさらに経済を発展させるということです。
低金利通貨
超低金利政策を行っているのは日本だけではありません。
日本 → 0.10%
アメリカ → 0.25%
カナダ → 0.25%
スイス → 0.25%
スウェーデン → 0.25%
スワップ収入を得ようとした際、低金利通貨を売って、高金利通貨を買う事になります。
しかし、何も日本絡みの通貨ペアだけで勝負する必要はないのです。
スイスフランを売りで持ったりできますので、
急激な円高に備えて、通貨の分散投資を考えると良いでしょう。
1万通貨単位
それぞれの証券会社のHPで提示されているスワップは、
- 「買い」でもらえスワップか、「売り」でもらえるスワップか
- 提示された満額のスワップをもらえるには、どれくらいの通貨単位を持っていないといけないのか(多くは1万通貨単位)

nao

最新記事 by nao (全て見る)
- 1月16日の週発表の主な経済指標<ヨーロッパ編> - 2017年1月16日
- 【いよいよ大統領就任演説!】1月16日の週発表の主な経済指標<北米・南米編> - 2017年1月16日
- 1月16日の週発表の主な経済指標<アジアオセアニア編> - 2017年1月16日