12月8日 ECB金融政策発表
≪日本時間≫
21:45~欧州中央銀行(ECB) 政策金利発表
22:30~ドラギ総裁 発言
12月4日に行われているイタリア国民投票、オーストリアのやり直し大統領選、これらの影響はどの程度今回の政策金利に影響を及ぼしてくるのでしょうか。
この2か国の選挙はEU離脱か否かの傾向を一層明確にしてくるものになるため注目が集まっています。
前回10月20日に行われたECB理事会の振り返り
政策金利を0.00%に据え置くことを決めました。
※政策金利…中央銀行から銀行へお金を貸す際に発生する金利
この0.00%は今年3月から現在まで続いています。
また、ユーロ経済は納得できる成長には至らないものの、緩やかに回復しながらインフレ率2%弱の安定した水準へ向かっている、
金融政策や景気回復により2017年~2018年はインフレ率はいっそう上昇するだろう、
ユーロ圏の成長へのリスクは変わらず少ないもののユーロ価値は海外の影響によって変動している、ということでした。

ECB理事会後のドラギ総裁の発言に注目
イギリスに続き、イタリア、オーストリアでもEU離脱への可能性が増してくると、ユーロ不安が増し、ユーロの価値も下がり、金融危機、ユーロ崩壊へ、という最悪のシナリオが全く描けないわけでもありません。
そのため、今回のドラギ総裁の発言から、12月4日に行われている2ヶ国の選挙結果がどの程度ECBへ影響してくるのか、と市場は注目しています。
もちろん全くこの話題にふれない場合も考えられます。
どの様な発言内容になるにしても、それを受けて相場がどう反応するのか、為替相場とニュースと合わせて追っていきたいものです。


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