先週は、3日間かけて押し目をしっかり作ってからの上昇で締めくくったポンド円。
さて今週はどんな週になるのでしょうか。。。
チャートを見ながら、傾向と可能性を考えていきたいと思います。
今週はBOE政策金利発表
★BOE…イングランド銀行 (イギリスの中央銀行)
この指標の影響は大きく値幅に出ますので、これからみていく見通し以上の上げ下げが来るかもしれません。
しっかりこの事を念頭に入れながら当日を迎えていきたいと思います。
月足チャートから見るポンド円

短期移動平均線をしっかり上抜き、白矢印の長期移動平均線へ伸びようとしています。
短期移動平均線がサポートラインとなり、このまま上昇ということであれば、長期移動平均線のある150~151円代を目指す可能性があります。
ここに過去、注文が集中してきたライン(水平線)描き足してみます。

150~151円を目指す前に、まずは白線の147.3円辺りを最短の目標として上昇していきそうです。
ちょうど一週間前の12月5日(月)に先週の高値146円を記録しています。
先週後半の押し目から上昇、という事であれば、もう一度146円を目指し、その146円を突き抜ける勢いによって147.3円付近に到達するか否かが見えてきそうです。
もしも一気に147.3円を抜けてくる力強さがあるとしたら、今週の内に長期移動平均線へタッチすることもあり得そうです。
週足チャートから見るポンド円

白線は、先ほど月足で引いたラインです。
ここに黄色の水平線を2本足してみました。
黄色上のラインは、過去に注文が集中していた所、151.6円。
そういえば…月足の長期移動平均線も同じような価格でした。
この151.6円前後の価格帯は、かなり重要なポイントとなりそうです。
黄色下のラインは、先週もサポートラインとして何度も意識されていた143円付近。
週足的には、143円~151.6円の間で動いていきそうです。
日足チャートから見るポンド円

日足では、注文が集中しているポイントを見つけ出せなかったので、追加の水平線は書き込んでいません。
しかし、それとは別のことが見えてきました。
先週のローソク足の動きを受けて、短期移動平均線が若干上昇角度を緩めてきました。
ローソク足も142.5円~145円のあたりでレンジになっています。
点線で中期移動平均線の延長を描いてみました。
レンジを展開しながら、中期移動平均線が追いつくのを待つ可能性もありそうです。
先週中頃の陰線が押し目であれば、元気にまた上昇していきそうですが、このままレンジでBOE当日(12/15(水))を迎えることも充分ありそうです。
先週、ローソク足が短期移動平均線を陰線で割り込みましたが、金曜日には再び移動平均線を上抜き陽線で終えました。
このことから、下げる力は一度収まったのではないか、とも思われます。
しかし、大きな指標もありますし、一週間がレンジで終えるとは思えないので、このレンジがどちらかにブレイクした際、また大きくポンド円は動いていきそうです。
まとめ
①142.5円~145円のレンジ。
このレンジをブレイクしたら150~151円を目指して大きく上昇。
②中期移動平均線に触れるまでレンジが続く。
③現時点のチャートでは、ここから大きく値を下げる傾向は見られない。
上位足の水平線は到達した時点で反転する可能性も高いので、一歩方向だけの考えは持たない様に、しっかりその場その場の値動きに素直についていきたいと思います。
そして、なにより政策金利発表があるので、結果次第では一度大きく値を下げてトレンドに戻る…(下ひげを大きくつける)、といった可能性も秘めていそうです。
[過去ポンド円:見通し記事]
http://f-college.jp/lumi-fxlife/lumi/2665/12/2016
http://f-college.jp/lumi-fxlife/lumi/2491/11/2016


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