ここで相場がそれなりの動きを見せる可能性があるので、ポジションはどちらに動いても大丈夫な様に整えておきたいものです。
2016年11月30日 OPEC 記者会見時間
この総会では、原油の減産の最終同意を得られるか、に注目が集まっています。
総会は日本時間18:00に始まり、24:00に記者会見が予定されています。
会議は非公開で行われ、24:00の記者会見で その結果全貌が分かります。
結果次第で為替相場が大きく動いていきますので30日の夜は、注意して相場に向かいましょう。
今回の会議の背景
経済制裁が解除となったイランは、それ以前の生産量への回復を優先したい気持ちでいっぱいです。
OPEC最大産油国のサウジアラビアは、薄利多売を抑えたいことから減産を希望しています。
この2国間がどれくらい歩み寄っていけるのか、が注目されています。
もしも減産の同意が結ばれると、8年ぶりとなります。
OPECとは…
石油輸出国機構。
産油国が欧米の石油カルテルに対抗して、自らの利益を守るため、1960年に結成した組織。
[ 引用:三省堂 大辞林 ]
OPECは現在14ヶ国が加盟しています。
総会は年に4回、3・6・9・12月を基本に開催されています。
(臨時開催もあり)
OPEC非加盟国
では、OPECに加盟していなくても、石油を資源としている国はどこでしょうか。
ここではFXトレードに影響が出そうな国を挙げてみます。
アメリカ、カナダ、中国、ブラジル、メキシコ、ノルウェー、イギリス、オーストラリア、イタリア等。。。
基軸通貨のアメリカが入っている、という点で、どの通貨ペアにも影響が多少なりとも出てくることが考えられます。
当日の値動きには、念のため注意を払っておきたいですね。
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アメリカと原油・石油の関係
インターネットで検索をすると、様々な情報が得られます。
この石油資源の統計は難しく、サイトによって書いてある内容にズレが生じています。
というのも、『原油』と『石油』が違うからです。
原油統計と、石油統計の結果は違いますし、しかもその『石油』にその他のものも含めた統計もあったりするので、サイトによって情報が本当にまちまちです。
特にランキングを見るとその違いが分かりやすいです。
それぞれを見比べ、大まかな状況を把握できるだけでも十分かと思いますが、一番大切なのがアメリカの存在です。
アメリカはここ数年、シェールガス、シェールオイルの影響で原油生産量は世界第一位になっています。
しかし、国内の石油消費量が原油生産量よりも大きく上回っているため、原油の輸入も世界第一でもあります。
このことからもOPEC総会の結果は 米ドルにかなり影響されてくることが予想されます。
まとめ
“資源国通貨”といわれている国以外の通貨ペアでトレードをしているという方も、11月30日の相場の値動きには注意を払っていきましょう。


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