明日5月11日はイングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表 があります。
事前の予習として直近のポンド円や政策金利についてみていきます。
イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表とは?
BOE(イングランド銀行)総裁・2名の副総裁・6名の委員の合計9名によって構成されており、毎月上旬(水・木)に2日間開催されます。開催後に声明発表や会見を開き、ポンド中心にマーケットに大きな影響を与えることがしばしばあります。
米国で言うFOMC後のイエレン議長の会見や、日本でいう日銀会合後の黒田総裁の発表の英国バージョンのようなものですね。
直近の制作金利は0.25%が続く
英国の最近の政策金利は0.25%とかなり低くなっています。過去5年を見てみると、0.5%の時代が長く続きましたが、昨年(2016年)6月24日のブレグジットが起こり、2016年8月に、政策金利を0.25%に引き下げました。
前回の金利発表時の値動き(2017年2月)
BOEによる金利発表当日の値動きはどうでしょうか?前回2017年2月の発表時のポンド円の値動きをチャートで確認してみます。

(*ポンド円 日足チャート)
チャートの白丸で囲っている陽線が前回のBOE政策金利発表時です。高値-安値で180PIPSほど動いています。
もともとポンドは値動きが大きい通貨なのでそれほど驚く数字ではないですが、それでも他の日に比べると大きく動いた方ではないでしょうか。
今回の発表=市場予想は据え置きの0.25%
明日11日に発表される内容としても前回と据え置きの0.25%が予想されています。予想通りだとしてリスクオンでやや上昇…というシナリオが妥当かと思います。
今のポンド円は節目!?
最後にポンド円の週足チャートを確認しておきます。

(*ポンド円 週足チャート)
今、ポンド円はちょうど節目にいると思います。長期でポジション持つには絶好のタイミングかもしれません。
その理由は
- 2015年6月の高値と、2016年10月の安値をフィボナッチでみると、ちょうど38.2%戻しのあたりにいる。
- 13・26・52週移動平均線がゴールデンクロス、まもなく52週も上向き
という条件がそろってきたからです。
前回高値の148.5を上抜けると次は、50%戻しの156.5くらいまでを目指すかもしれません。
明日のBOE政策金利発表後、上昇するならばロングでエントリーするのもいいかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました!何かのヒントになれば幸いです。

mako

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