桜井章一さんのツキの正体―運を引き寄せる技術 (幻冬舎新書)をよみました。桜井さんは麻雀の世界で有名なプロでして(私は麻雀をやらないので詳しくはわかりません)、大物経営者やプロアスリートからも相談されたり、講義を受けにいきたいとオファーされるような方でございます。なんとなくお名前は知っているくらいの浅い情報しか持っていなかったのですが、本屋さんに入った時にふと手にとって読んでみました。読んでいくうちに結構衝撃を受けました。これまで自分が大切にしてきた価値感や無意識に思っていた常識を根本から疑うきっかけになったからです。そこから行動を少しずつ変えるようにしていきました。(これも私にツキがあったのでしょうw)そんな私がこの本で「なるほどな〜」「勉強になるな〜」と思うことを残しておきます。
気分良く生きる
気分がいいとは、お金が儲かるとか、仕事がうまくいくとかそういう世俗的な成功感ではなく、旅先や大自然の中で体が感じる、本当の気分のよさのこと。ま、旅行や大自然の中にしょっちゅういくことは難しいですが、毎日を純粋に楽しんでいきることで気分がよくなる。
気分が良くなると感覚が素直になる。余計な知識や情報で判断を誤ったりしなくなるなら、気分が良い毎日は、ツキが良い毎日につながる。
すぐやる人はツキまくる
人生は選択の連続だ。優柔不断はツキを味方にすることから真逆である。「大事なのは、選択の結果ではなく、選択の基準である」考えすぎない、後回しにしない、頭を動かす時間があるなら身体を動かそう(=行動だ)
負ける原因の99%は自滅である
勝負における班員の99%は自滅です。自分で自分を追い込んでいき、そのプレッシャーに耐えきれなくなり、結局はフォームを乱して、人は負けていく。守りや日和ることはその始まりなのです。
これはFXで本当に通じる言葉だと思うのです。長くFXをやっていると、相場と戦っているのか、自分と戦っているのか。多くのトレーダーは資金管理、メンタル、自分の欲に負けて自滅していると思う。自分をコントロールすること(ルールを守ること)、自分に(欲に)負けないこと。それが相場で生き残利続けるには必要でしょう。
まず捨てること(得ることは捨てることと表裏一体)
ここが一番ハッとさせられたのですが・・・
精神的には心を開いて裸になり、肉体的には具体的な行動を惜しまない。悪いものも、どんどん受け入れて思考ではなく、行動によって消化し、ひたすら「得る→捨てる→得る→捨てる」を誠実に継続していく。信念とか、価値観とか、頭の中で人為的にでっち上げた幻想はさっさと捨ててしまった方がいい。
こだわると固くなる。なんか自分はずっと固かったかもしれない。それで行動しない(行動がたりない)人間になっていたかもしれない。あまり深く考えずに、目の前のことに集中して行動していきたい。
もっと柔軟にしなやかにツキを味方にして行きたい。それが”自由”ということなんだとも思う。
まだまだあるのですが、続きはぜひ本でお読みくださいませ。

mako

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