トルコ情勢が緊迫しています。7月15日に発生したクーデターはその後24時間ほどで未遂に終わり、沈静化することができました。
しかしその後の粛清はあまりよろしくない展開へと発展しました。そして21日未明、3か月の非常事態宣言。トルコ、本当どうなってしまいますかね・・・。
トルコのエルドアン大統領は20日夜(日本時間21日朝)、15日夜に発生した軍の一部によるクーデター未遂事件を受けて3カ月間の非常事態を宣言した。「テロ組織に関係する者を全て排除する」ことが目的だと説明した。事実上の大統領権限強化策で、反政権勢力の大規模排除に拍車がかかる公算が大きい。トルコの強権化に対する欧米の懸念が深まりそうだ。
引用:http://www.nikkei.com/article/DGKKASGM21H3M_R20C16A7MM0000/
今後も下落トレンドが続く

トルコリラ円は2014年12月からずっと下落トレンドが続いています。すでに1年8か月がたとうとしています。月足で見るとこの間3回しか陽線がでていないんですね。チャートだけを見ると、普通、トルコを買えないですよ。しかしトルコは高金利通貨としてスワップが魅力的な通貨の代表です。なので日本の個人トレーダーでトルコリラ円を保有している方は割と多いのだと思います。しかし保有していたとしてもレバレッジ1倍がいいところですね。レバレッジ2倍でもちょっと怖い通貨ですよね・・・。
前回の下落トレンドを見てみると、2009年8月~2011年12月まで約2年4か月の間、下落しました。その間約24円の下落です。果たして今回の下落は2年4か月でとまるのでしょうか。そして下落幅も24円前後で済むのでしょうか・・・。もし2009年8月からの下落トレンドと同様の場合、2017年3月ごろが底、価格で30円ということになります。その辺までは下落を視野に入れておこうと思います。
7月15日から始まった下落トレンドでは33.3~33.5円まで下がる?

別の角度から見てみます。日足でみると、7月15日から下落トレンドが始まっているのがわかります。さて、今回はどこまで下がるでしょうか?
2016年に入ってからの下落幅を検証してみました。そうすると、1回の下落トレンドで平均で2.3円~3.7円ほど下がっているのがわかります(ブレグジットの下落は特殊要因なので、実体線で計算)。ということで1回あたりの下落幅を平均すると、3.5円程でしょうか。
7月15日の高値が、36.8円なので、そこから3.5円をマイナスすると33.3円ですね。ということで個人的には、34.2円で逆指値でショート、33.5円で指値を狙っています。
果たして結果はどうなるでしょうか。トレンドが終わるころ、また検証記事を書こうと思います!

mako

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