2016年、いよいよ最終週です。
来週には年明けですね。
ここで、FXにおける 年末~年明けの傾向や、それに伴い相場に向かう際に注意しておきたいことをまとめてみました。
ぜひ、皆さんも参考になさってみて下さい。
クリスマス以降の休場国一覧と ここから考えられる事
2016年12月26日(月)
アメリカ、イギリス、ドイツ、カナダ、スイス、オーストラリア、ニュージーランド、香港、南アフリカ、シンガポール
☆日本以外、ほとんどの国の株式市場はお休みです。
2016年12月27日(火)
イギリス、ドイツ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、香港
☆多くの国で株式市場は再開していますが、まだまだクリスマス休暇の続く国はありますね。
☆クロス円の人気高い通貨国が名を連ねています。

ここから考えられること
①自身でトレードしてる通貨国が休場になっているか、もし休場ならば、いつまでなのか、事前確認しておきましょう。
これだけ多くの市場が休場となると、相場参加者がかなり少なくなるためチャートはあまり動きません。
②そして、多くのFX会社で起こっていたのが、スプレッドの拡大です。
今年はクリスマスの振替休日となった12月26日は各社スプレッドの拡大がすさまじく、例えば、ポンド円のスプレッドは10pipsにものぼり、同じ通貨のチャートでもBIDとASKと変えるだけでも景色が全く違うものになっていました。
③値動きが少ない上に、スプレッドが開く、という事は、薄利撤退になるのが必然なので大きな値幅は狙えません。
➡世界中でクリスマス休暇をとっている時は、自分もチャートから離れて 休暇を楽しんでしまうのも 大切な選択肢ですね。
④機関投資家が冬休みになる時期なので、チャートの振れ方がいつもと違うと思う事もあるかもしれません。
個人投資家がメインの相場になりますので、相場環境が読みにくいという難点があります。
クリスマス以降の【ドル円】日足の平均ボラティリティ
[検証:2007~2015年 ドル円 日足]
クリスマス当日12月25日 平均24.4pips
やはりクリスマスは動きにくい状況にある事が検証でもわかりました。
イブの24日、休場にもなる26日も、クリスマス当日と同様、低いボラティリティになる確率が高く、調べた9年間の中では、通常のボラティリティに至るほど動いた年は2年しかありませんでした。
そして、その後、クリスマス休暇を終えると年末まで 通常のボラティリティに戻る事が多い事がわかりました。
(もちろん、年によってはクリスマス休暇の静けさを年末までキープし年を越すこともあります)
➡年越しまでトレードを楽しむ事も十分できます!
9年間中6年間は年末にあたる29~31日で、ドル円の日足 平均ボラティリティ80~100pipsを出しています。
…が、読み難い相場である事は間違いないので手堅く安全にトレードしていきましょう。

過去9年【ドル円】年末年始の値動き
年末年始は窓を開けることがあるのでしょうか。
もし、窓を開けるのであれば通常の週末とは違った何かがあるのでしょうか。。。
気になったので調べてみました。
[検証:2007年~2015年 ドル円]
2007年→2008年 132pips
2008年→2009年 9pips
2009年→2010年 0pips
2010年→2011年 11pips
2011年→2012年 3pips
2012年→2013年 31pips
2013年→2014年 3pips
2014年→2015年 13pips
2015年→2016年 0pips

想像していたよりも、窓を開けて新年がスタートしている事は少なく、窓開けもそんなに大きなものでもない場合が多い事が分かりました。
やはり機関投資家の方達が相場に参加していないからこその結果なのでしょうか。。。
この流れからいくと、今回は10pips前後の窓が開きそうな気配もありますが、さてどうなるのでしょう。
どんな結果であれ、安心して新年を迎える為にも、年内にポジションは整理しておきたい、と改めて思いました。


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