来週(8月21日週)発表される様々な経済指標発表の中から、独IFO景況指数をPickUpしたいと思います。
独・IFO景況指数 とは
ドイツの経済・社会調査・政策研究を行う非営利の公的研究機関IFO研究所が、全独1万社を対象に日本の短観と同様のサーベイを行うものです。
内容は生産・在庫・受注・価格・雇用の項目に分かれ、鉱工業生産との関連が高くドイツの経済指標の中でも最も注目されている指数の一つです。
景気の先行指標として注目度はきわめて高く、発表時に相場も動きやすい展開となることが多いです。動く通貨は、ユーロ/ドル、ユーロ/円、ユーロ/ポンドなどクロスユーロ通貨が中心。
月次、翌月の中旬発表に発表されます。
IFO研究所とは?
ドイツの経済・社会調査・政策研究を行う非営利の公的研究機関。
英語表記:Ifo-Institut fur Wirtschaftsforschung
ドイツ6大経済研究所の一つ。1949年設立、ミュンヘンのイザール川のほとりで75人の研究員を含む150人のスタッフが運営。
残りの5つは、キールの世界経済研究所、ベルリンのドイツ経済研究所、ハンブルグ世界経済研究所、エッセンのライン・ヴェストファーレン経済研究所、そしてベルリン経済研究所(旧東ドイツ国家計画委員会付属の組織が母体)。
6大経済研究所の中でも中心的な存在なのでしょうね。
直近の結果はどうなっている?

1991年時点の景況を100とした指数で、翌月下旬に発表されます。直近3ヶ月は、常に110以上とドイツの景気先行きが明るいことを示しています。ドイツはEUの経済の中心的存在でありますから、イコールEUの経済先行きが明るいということになりそうです。
先日、ECBからユーロ高牽制するようなコメントが出ていますから、もし今回の指標が悪かったらユーロは、さらに下落するかもしれません。もし指標が良かったとしても、あまり上昇は期待できないかなと睨んでおります。
今月の発表は8月25日18時(日本時間)の予定です。
最後までお読みいただきありがとうございました!何かのヒントになれば幸いです。
この記事は下記サイトから一部引用しております
・みんなの外為
・コトバンク
・FXプライムby GMO

mako

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